診療内容 MEDICAL
インビザラインとは、「目立たない」「通院回数が少なく済む」「自由に取り外すことができる」といった矯正治療を行える、薄くて透明感のある「マウスピース型の矯正装置」です。
SmartTrackという厚さ0.5mmほどの透明なプラスティックシートを使用しており、従来のマウスピース型矯正歯科装置の素材よりも透明度が高く、ほとんど目立ちません。また、歯科医院で型をとって作製したオーダーメイドのマウスピースを、ご自宅で2週間に1度交換しながら徐々に歯を動かしていくので、少ない通院回数で治療を行えます。
そして、一番の特徴は「取り外しが可能」なことです。
食事や歯磨きの際は自分で取り外すことが可能なため、衛生的で矯正中も食事を楽しむことができます。
インビザラインは、大人の方から永久歯が完全に生え揃っていない10代の方まで幅広く対応でき、世界で250万人の患者様が使用(2013年12月)している人気の矯正治療方法なのです。
精密なシュミレーションで理想の口元へ
インビザラインシステムは、コンピューター上で患者様の治療開始時の歯牙の状態、治療終了後の状態、歯牙移動の途中経過など、すべての治療段階をあらゆる角度から確認することができ、一人ひとりに合わせた治療完了に至るまでの総合的な治療計画の提案・検討を行える、最新の歯科矯正理論と独自の技術を融合させたシステムです。
コンピューター上で歯の動きをシュミレーションし、最短距離で動かせるように少しずつかたちを変えたオーダーメイドのマウスピースを作製します。歯にかかる負担を計算しているため痛みも少なく、治療開始から終了時まですべての段階を一度に作製するためスムーズに治療を進めることができます。そのマウスピースをご自宅で2週間に1度交換しながら徐々に歯を動かし、理想の口元へと整えていきます。
痛みや違和感の少ない治療
インビザラインによる矯正治療は、1回のマウスピースで歯を動かす限界量が決められているため、過度に大きな力が歯に加わることがありません。
また、マウスピースで歯を覆っているため、上と下の歯が直接強く当たることがなく、咬んだときの歯の痛みを矯正装置がやわらげてくれます。
マウスピース型のため尖った箇所がなく、今までの矯正治療のようにブラケットやワイヤーが外れて、舌や頬に当たり痛んだり、傷が出来ることもありません。
人によっては新しく交換したマウスピースを装着した際、多少の違和感や痛みを感じることがありますが、多くの場合は2〜3日で慣れていきますのでご安心ください。
メリット・デメリット
インビザラインのメリットmerit
- 目立たない
- 取り外し可能で衛生的
- 食事を楽しめる
- 痛みが少ない
- 通院回数が少ない
- 金属アレルギーの心配が無い
インビザラインのデメリットdemerit
- 1日20時間以上の装着が必要
- 適応症例が限られている
マウスピース型矯正歯科装置は”歯列を広げる”働きと、”歯列を奥に動かす”働きに優れていますが、歯の移動距離が大きい場合はインビザラインのみでの治療は難しくなります。そういった場合でも、その他の装置を短期間併用することで、マウスピース型矯正歯科装置のメリットを活かした治療が可能です。
使用上の注意点
食事の際にはインビザラインを外していただく必要があります。インビザラインを装着したままだと、歯との間に食べ物が挟まって虫歯や歯周病の原因となったり、歯の動きに問題が生じることもあります。外すタイミングを失って装着したまま食事をすることになった場合は、食後すぐにインビザラインを外して洗浄し、ご自身の歯もしっかり歯磨きして、キレイな状態を維持するよう心がけましょう。
また、飲み物を飲む際は色のついたものだと歯との間に入り込んでしまうので注意が必要です。